自然信仰とも言われる日本人の根底神について
本日は解説していきたいと思います
神道とは?
神道は日本固有の宗教で、自然や祖先、
さまざまな事象や概念を神(かみ)として
尊崇する信仰体系です。
神道の中心的な信仰は
「八百万の神」で、岩や木、
火や水などの自然物から人や物、
食べ物にも神様は宿っているという考えを持っています。
神道の特徴
教祖・経典がない:神道は他の宗教とは異なり、
教祖や創始者、経典を持たないのが特徴です。
これは神道が日本の原始的な信仰や
神話から生まれたものであるためです。
多神教:神道は多神教であり、
自然や一族の先祖、社会に大きな貢献をした
特定の人物、怨霊などさまざまな「神」が存在します。
これら多く存在する神道における
神のことを八百万の神と言います。
神道の教義
神道の教義は具体的なものではなく、
むしろ生き方や考え方としての側面が強いです。
神道の信仰を持つということは、
祖先を家族の守り神として祀るということを意味します。
神道の体系
神道における神は、すべてが並列に
存在するわけではありません。
『日本書紀』『古事記』などから
体系づけられて考えられます。
神道における神は、天の神と地上の神に区別されます。
天の神:
天孫降臨してきた天照大神は、
地上の神から国を譲ってもらった(国譲り)。
地上の神:大和朝廷によって日本が統一される前に、
共同体ごとに信仰されていた原始的な神がもとになっている。
以上が神道の解説です。
古神道とは?
古神道は、「仏教伝来以前から日本人が
信仰していた神道」を指します。
古神道は一種の霊性信仰(アニミズム)で、
その本質は「自然は神なり」という考え方にあります。
古神道は比較的新しい考え方で、
国学を大成した本居宣長とその弟子で
天津祝詞を作成した平田篤胤らにより
作られたもので、今から200年ほど前に提唱された考え方です。
古神道の実践方法は多岐にわたりますが、
以下にいくつかの例を挙げてみます。
みそぎ修行:
身曾岐神社では、
「みそぎ修行」という古神道の奥義を受け継ぎ、
広く伝えています。
この修行は、私たちの命そのものをみそぎ、
きれいな身体、きれいな心となって生まれ変わり、
あらゆる束縛から解放された
人間至高の境地にいたる、
究極の開運法ともいえるものです。
神理教:
神理教は我が国の古代神道を
復興したもので、神様より「たましい」
そして両親から「からだ」をいただいて
今があります。
神様を中心にして日々生活し、積徳に努める。
その生活態度は,神と先祖の御守護が
増大して円満繁栄の道が開かれるのであります。
神社参拝:
日本人は折に触れて神社を参拝し、神に祈る。
また信仰を表す行為として、神饌(しんせん)
と呼ばれる供え物を神社に捧げることもあります。
古神道の現代への影響
古神道の考え方は、現代の神道や
日本の宗教文化に大きな影響を与えています。
例えば、神道天行居や出雲大社教、
神理教、古神道仙法教などの教団が存在しています。
これらの教団は、古神道の教義を継承し、
現代の信者に対して教えています。
以上が古神道の詳細な解説です。
神道と古神道の違い
神道と古神道の主な違いは、
「他の宗教の影響の有無」です。
古神道:
他の宗教の影響を受けていない神道
(仏教伝来以前から日本人が信仰していたもの)。
神道:
1300年前ごろから入ってきた仏教の影響を受け、
儒教、道教、キリスト教など様々な
宗教と混ざり合ったもの。
古神道の祝詞
古神道では、神道よりも、祝詞やおまじない、
様々な行法を持っているという特徴があります。
例えば、天津祝詞やひふみ祝詞
などが古神道の祝詞の一つと言われています。
以上が神道と古神道の基本的な解説と相違点です。
これらの理解は、日本の宗教文化を
深く理解するための第一歩となります。
この記事が皆さんの学びの旅の一助となれば幸いです。
ここまで読んだ
✨あなた✨は
「神道派」?「古神道派」?「仏教派」?
「カトリック派」?「密教派」?
私はもちろん・・・・「✨あなた✨派」です。(笑)
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